ロイヤリティプログラムのABテストで登録を29％増やしたDanone事例

Danoneは、ヨーグルトをはじめとした乳製品で世界的なブランドです。1919年に設立されたDanoneの歴史は、多くの並外れた業績によって特徴付けられており、彼らの使命は常に、食事を通じて人々の健康を改善するのを助けることでした。

DanoneのWebサイトには、顧客がロイヤリティプログラムの一環として、多くの商品に印刷されているコードを保存できるコーナーがあります。これらのコードは、後で他の商品や割引と引き換えることができます。

マーケティングチームは、スペイン語のWebサイトで、このロイヤリティプログラムの登録者数を増やしたいと考えていました。しかし、「登録」と「ログイン」の CTA が同じポップアップで表示されていたため、訪問者が混乱していると感じていました。そこで、より分かりやすく、よりユーザーフレンドリーなサイトにするために、タブシステムを採用することにしました。

タブは、ページをセクションごとに整理するのに適しているため、ユーザビリティの専門家が最も推奨するデザイン要素の一部です。また、視覚的にも魅力的で、従来の紙のフォルダ整理方法を想起させます。

これを念頭に置いて、Danoneのチームは、2つのタブを使用して、「ログインセクション」と「プログラムに登録するフォーム」を明確に区別する、ポップアップの代替バージョンを作成しました。ABテストを設定して、代替バージョンが実際にポップアップのパフォーマンスを改善し、コンバージョンを増やしたかどうかを判断しました。

このテストは5ヶ月間行われ、60万人以上のユーザーに両バージョンを試してもらい、その結果の信頼性を100%確保できました。

その結果、テストバージョンでは、ログイン率が78％、登録率が29％向上しました。それだけではなく、Danone社はこの新デザインによってユーザーの再訪問率を135％向上させることにも成功しました。

ポイント

Webサイトの訪問者が、会員登録方法やログイン方法に迷わない作りになっているか確認してください。2つの別々のCTAを区別するためのタブの追加など、シンプルな設計変更が大きな効果をもたらす可能性があります。